協会案内

 1987年、兵庫県で日本精神医学ソーシャルワーカー協会全国大会が開催されましたが、その準備活動のために県内で働くPSWが集まったのが当協会発足の原点です。
 その活動をきっかけに、今後も定期的な交流、学習、研鑚を深める機会を持ちたいとの機運が高まり、翌1988年5月『兵庫PSWの会』が発足しました。
 その後、1999年7月の日本精神保健福祉士協会総会を機に「兵庫県精神保健福祉士協会」と名称を変更、現在に至っています。
 現在は、研修会、新人研修、中堅者研修、圏域ブロック研修会の他、刊行物(協会ニュース等)の発行やメール配信、国家試験対策講座の開催、他団体との連絡、協力等の活動を行っております。

沿革

兵庫県精神保健福祉士協会の歩み
1988(昭和63)年 兵庫PSWの会発足(会員数44名)
1996(平成  8)年 兵庫PSWの会 新人研修始まる
1998(平成10)年 兵庫県精神医学ソーシャルワーカー協会(兵庫県PSW協会)に名称変更
1999(平成11)年 兵庫県精神保健福祉士協会に名称変更(会員数149名)
2005(平成17)年 日本精神保健福祉士協会兵庫県支部設置(会員数405名)
2006(平成18)年 圏域ブロック設置(阪神、西播磨、東播磨、淡路、但馬丹波、神戸)
2008(平成20)年 高齢者・障害者権利擁護なんでも110番
(現:高齢者・障がい者のための弁護士電話法律相談)協力開始
2010(平成22)年 自殺対策としての夜間法律相談協力開始
2011(平成23)年 精神障害者への法的支援プロジェクト協力開始
2015(平成27)年 一般社団法人化(会員数801名)

会長挨拶


 
 平素は当協会の運営活動にご理解ご協力賜り誠にありがとうございます。
役員改選後、引き続き本協会の会長および日本協会の兵庫県支部長に就任いたしました北岡祐子でございます。松田一生副会長、山下峻副会長、藤村要至事務局長の執行部を中心に、信任いただきました理事、監事とともに本協会の運営と職能団体として社会から要請される職務を担ってまいります。
 新型コロナウイルスの流行から4年が過ぎ、社会活動や経済も回復したように見えます。しかし制限された感染拡大時の影響により、社会におけるメンタルヘルス課題の深刻な状況も続いています。児童から高齢者に至る各分野から精神保健福祉士に期待される役割は増える一方です。
 2023年5月末現在、日本全国の精神保健福祉士は103,678人(うち12,246人が日本精神保健福祉士協会の構成員)です。兵庫県内の精神保健福祉士は4,750人、うち兵庫県精神保健福祉士協会員数は672人、日本協会兵庫県支部構成員が402人(支部のみ147人)となっています。精神保健福祉士は、精神障害のある方々(児童から老年期まで)の医療や福祉、教育、就労、生活支援に関し、専門職としての高い援助技術と多分野における幅広い知識を駆使して対応できるよう、日々の自己研鑚が欠かせません。社会情勢の変化や各法改正への見識も求められます。そして私達は単に障害の部分のみに注目するのではなく、「精神障害とともに生きる人」の人生全体への支援が求められております。専門知識のみならず自分自身の人生経験や価値観、倫理観も問われ揺さぶられます。私達は自分一人の器に限界があることを知っています。だからこそ仲間同士でつながり、支え励まし合い、学び合うことで新たな視点を得、支援サービスの質を高め、当事者の方へ還元されること、それが私達の仕事の喜びになることを実感しております。各会員ひとりひとりが専門職としての力を発揮し社会の期待に応えることができるよう、当協会では会員皆様のスキルアップや経験交流の機会を増やし、バックアップしたいと考えております。
 さて、2024年9月に日本精神保健福祉士協会の全国大会を開催する運びとなりました。実は、兵庫県で全国大会を開催するのは4回目です。1回目が1966年、関西学院大学で行われました。全国からの参加者は158名でした。2回目は1974年、3回目は1987年、いずれも神戸で開催されました。3回目のテーマは「精神衛生法改正この時期に再び精神障害者の社会的復権を考える-自立へ向けての協働」でした。36年前のテーマは、古くて新しく、その時の課題は今もなお我々に問い続けます。この3回目の神戸大会の1年後、1988年に44名で兵庫PSWの会が発足しました。ですので、今度の全国大会は兵庫県協会が設立してから初めての開催になります。兵庫県協会の礎を作ってくださった先輩たちのご尽力が、今につながっています。感謝の念を抱くばかりです。
 大会開催の2024年は、当協会が35年周年(法人化して10年目)になる節目の年です。また改正精神保健福祉法が全面施行されます。兵庫県下の精神科病院で発生した入院患者虐待事件が法改正への端緒となりました。医療保護入院の見直し、入院者訪問支援事業や虐待防止に向けた取り組み(通報の義務化等)など、権利擁護の視点が盛り込まれ、精神保健福祉士の役割が更に求められています。
 全国大会の開催に到るまでの準備はとても大変ですが、この機会が私たちにとって専門職の意識を高め、開催のためのつながりはそのまま仕事での協力関係となることと思います。そのつながりは、誰もが罹る可能性のある精神疾患や精神障害をもっても、安心して暮らせる兵庫県作りの一助となり、全国に波及する貴重な機会になることと確信しております。ぜひ多くの方々に、ご協力ご参加いただけますよう、心から願っております。
 皆様方のお力添えをいただきながら、役員一同尽力して参ります。引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年12月吉日
一般社団法人 兵庫県精神保健福祉士協会/会長
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会/支部長
北 岡 祐 子

組織体制について

役員

理事 16名

北岡 祐子(会長)  :医療法人尚生会 (創)シー・エー・シー
松田 一生(副会長) :兵庫県精神保健福祉センター
山下 峻 (副会長) :社会医療法人寿栄会 ありまこうげんホスピタル
藤村 要至(事務局長):医療法人新淡路病院 淡路障害者生活支援センター
            医療法人新淡路病院 福祉サービス事業所オカピ
有元 純 :医療法人達磨会 東加古川病院
有本 泰成:姫路市こども未来局こども育成部こども家庭総合支援室
井上 芳美:西宮市障害者就労生活支援センター「アイビー」
大西 絢子:医療法人社団あまな あまなクリニック
小河 良子:医療法人尚生会 湊川病院
角田 充生:姫路市健康福祉局福祉総務部総合福祉通園センター
角野 太一:自宅会員
高橋 亮也:岩尾クリニック
田口 理香:龍野健康福祉事務所
中西 亮子:医療法人古橋会 揖保川病院
橋本 祐子:人財クリエイション株式会社 就労継続支援B型事業所ハートフェルト・フローラル・プロジェクト西神中央
安好 弘孝:医療法人内海慈仁会 姫路北病院

監事 2名

金田 知子:神戸女学院大学
田坂 哲哉:医療法人尚生会 湊川病院
立候補のお誘い.pdf

事務局   局長:藤村 要至

会員情報・会費の管理、庶務・会計全般、並びに組織運営に関係する業務を行っています。

学術研修部 部長:大西 絢子

専門職としての責任を果たせるよう、知識・技術・資質の向上や会員同士の交流、つながりを持てるような研修の企画・運営を行っています。

通信情報部 部長:角田 充生

会員に対する迅速な情報発信を進めていくために、ニュースの作成・発行・ホームページの管理、更新・Pメールの配信を中心に活動しています。

公益事業部 部長:橋本 祐子

協会定款

協会定款.pdf